若さを保つ「ファイトケミカル」って知ってる?
2022.12.7
健康によいと注目される「ファイトケミカル」を聞いたことがありますか?
よく聞くポリフェノールもファイトケミカルの一種で、抗酸化作用や免疫力アップなど様々な効果があります。人が元気に若々しく過ごすために知っておきたい成分です。
今回は、ファイトケミカルとはなにか、種類や多く含む食材についてご紹介していきます。
ファイトケミカルってなに?
私たちが食べている果物や野菜、豆、いも、海藻などに含まれるファイトケミカル(phytochemical)。
ファイトケミカルは、phyto=「植物」、chemial=「化学成分」という意味。
植物は虫や紫外線などから身を守るために香りや色素、辛み、苦み、ネバネバなどの成分を作り出す化合物のことです。
たんぱく質や脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの五大栄養素ではないものの数千種類以上あるファイトケミカルは抗酸化力があるものが多く老化抑制など期待できます。
また、免疫力アップや代謝促進、生活習慣病の予防など人の体にとっていい働きがあるといわれています。
最近ではサプリメントで補う方もいますが、野菜やくだもの、海藻など自然な食品からも摂ることができます。
ファイトケミカルを含む食材
ファイトケミカルは5つに分類され、よく耳にするのがポリフェノール。その他に含硫化合物、カロテノイド、テンペン類、多糖類があります。
① ポリフェノール類
ポリフェノールは、色素や苦みの成分でほとんどの植物に存在する。水に溶けやすい性質をもつ。ブルーベリーのアントシアニン、大豆のイソフラボンやサポニン、緑茶のカテキンなど
② カロテノイド
動植物に存在する赤色や黄色い色素。脂溶性のため水に溶けにくく油に溶けやすい。緑黄色野菜やマンゴー、パパイヤ、柑橘類、とうもろこし、海藻類などに多い。β-カロテンやリコピンなど。
③ 含硫化合物
辛みや刺激を感じる香りが特徴的。抗酸化作用や殺菌作用、血流を良くするなどいわれている。にんにくや玉ねぎのアリシンや大根やわさびのイソチオシアネート、ブロッコリーやキャベツのスルフォラファンなど。
④ テルペン類
特有の香りと苦み成分。抗酸化作用や免疫力などに良い働きがある。柑橘類などのリモネンやローズマリーやローリエのシオネール、ミントのメントールなど。
⑤ 多糖類
炭水化物の一種で難消化性の食物繊維。キク芋やごぼうのイヌリンやきのこ類のβ-グルカン、海藻のフコイダンなど。
植物の力で若々しく元気に
植物は害虫や紫外線などから体を守るためにファイトケミカルを作り出します。
ファイトケミカルは何千種類あり、様々な野菜や果物、豆、海藻、ナッツ類などに含まれています。できるだけたくさんの種類を摂ることによって多くのファイトケミカルを摂取していきたいですね。
WELLERでは、毎週月曜日に新鮮な野菜やくだものを入荷しています。店頭では、マンデーマルシェを開催しています。ファイトケミカルが豊富な野菜やくだものなどを意識して取り入れてみてはいかがでしょうか?