キレイをつくる麹とは?簡単に作れる塩麴や醤油麹のレシピ

2022.10.15

最近、塩麴や醤油麹、玉ねぎ麹、納豆麹などの「麹」を健康や美容にいいと利用する人が増えています。
日本の伝統食に欠かせない麹は、味噌や醤油、本みりん、清酒など調味料の製造にも用いられてきました。
今回は、麹とは何か、栄養素や効果、塩麴と醤油麹のレシピなどをご紹介していきます。

日本の伝統食に欠かせない麹とは?!


麹は、米や麦、大豆などの穀物に「麹菌」を繁殖させたもの。麴菌は、紀元前から世界中で使用されており、奈良時代に中国から日本に伝えられたといわれています。
麹は日本人に欠かせない味噌や醤油、本みりん、清酒などの調味料の原材料になります。その他にも「べったら漬け」や「三五八漬け」、「ぶりのかぶら寿司」など様々な食品の加工に利用されてきました。

べったら漬け…東京の名産品。塩で漬けた大根を砂糖や麹で漬けたもの。

三五八漬け…福島の郷土料理。ご飯と麹、塩を混ぜた「三・五・八」の素にきゅうりやなす、
にんじん、かぶなどの野菜を漬けた漬物。塩が三、麹が五、米が八の割合で作る。

かぶら寿司…石川県の郷土料理。塩漬けしたかぶら(かぶ)に塩漬けしたブリを挟み、甘酒をのせて漬け込んだもの。

麹の酵素と栄養

麹菌は「酵素の宝庫」といわれるくらい多種類の酵素を生成します。酵素には、でんぷんやたんぱく質などを分解する力があるため、でんぷんはぶどう糖に、たんぱく質はアミノ酸にまで分解してくれます。そのため、お肉や魚などを柔らかくする効果があるのです。

また、柔らかくするだけではなく香りや味をよくし、様々な栄養源を生成する働きもあります。
特にビタミンB群が豊富で、葉酸、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸等を含みます。また、モリブテンや食物繊維なども含み便秘や美肌、疲労回復効果など健康や美容にいいと注目されています。 

塩麴と醤油麹の作り方 


塩麴のレシピ

材料
麹(ドライ)   200g
自然塩       70g
ぬるま湯     300ml

準備するもの
清潔な容器

作り方
①保存容器に米麹を手でパラパラの粒状になるようにほぐしながら入れる。
②①に塩を加えて、スプーンか手で均一になるまで混ぜる。
③②に水を注ぎ、スプーンで全体がしっかりとなじむまで混ぜ合わせる。
④軽く蓋をして直射日光が当たらない場所に常温で置く。
⑤④を1日1回よく混ぜる。
⑥1週間たちお粥のようになったら、出来上がり(季節、室温により期間変動)。

醤油麹のレシピ

材料
麹(ドライ)   200g
醤油          300g    

準備するもの
清潔な容器

作り方
①保存容器に米麹を手でパラパラの粒状になるようにほぐしながら入れる。
②①に醤油を加えて、スプーンで全体がしっかりとなじむまで混ぜ合わせる。
③軽く蓋をして直射日光が当たらない場所に常温で置く。
④③を1日1回よく混ぜる。
⑤1週間たちお粥のようになったら、出来上がり。(季節、室温により期間変動)

麹の底力でキレイになろう


麹は、昔から日本人の食を支えてきたカリスマ的存在。日本人には欠かせない食品なのです。
麹は酵素や栄養素を生み出すため、料理に塩麴や醤油麹、甘酒などを使用することによってうま味や栄養価がアップします。健康や美容にもよいので毎日摂取していきたいものです。
お腹がスッキリしない、肌荒れが気になる、疲れがとれない、なんとなく不調などの方にもおすすめです。

WELLERのお店でも、「有機玄米塩麹」 や米麹の入ったパンケーキミックスなど、普段使いできるアイテムを揃えています。
毎日の食卓に「麹」を取り入れてみてくださいね。