アマランサスの栄養と効果。おいしい炊き方をご紹介。
2022.9.24
アマランサスは、前回ご紹介した「キヌア」と同様に美容や健康に良いといわれている雑穀の一種です。
つぶつぶとした食感でとてもおいしく、スーパーフードとして注目されています。
今回は、アマランサスとは何か、栄養や効果、おいしい炊き方についてご紹介します。
アマランサスってなに?
アマランサスは、キヌアと同じヒユ科で、雑穀の一種です。
歴史は古く紀元前3,000~5,000年前から食べられていたといわれるアンデスの植物。
アマランサスは、品種によっては2mまで生長する植物で、幅広い葉っぱと赤い花が特徴的。他の穀物が育ちにくい環境下でも栽培できる力強い食物です。
また、アマランサスは穀物と間違えられることが多いですが、キヌアと同じ疑似穀類に分類される種です。
粒の大きさは、約1㎜~1.5㎜ととても小さく、一つの穂から30~50gが収穫されます。
少し独特な風味があり、他の雑穀と比べると皮がしっかりとしていてとても食べ応えがある雑穀です。
アマランサスの栄養と効果は?
アマランサスの栄養価はとても高く、たんぱく質、食物繊維、鉄やマグネシウム、亜鉛などのミネラル、ビタミンB6や葉酸などのビタミン類がぎゅっと詰まっています。
白米と比較すると、たんぱく質は2倍、食物繊維は14倍、葉酸は10倍、鉄は11倍、カルシウムは32倍とアマランサスの方が、圧倒的に栄養価が高いです。
100gあたり | 白米 | アマランサス |
エネルギー | 342 | 343 |
たんぱく質 | 6.1 | 12.7 |
炭水化物 | 77.6 | 64.9 |
食物繊維 | 0.5 | 7.4 |
脂質 | 0.9 | 6.0 |
ビタミンB1 | 0.08 | 0.04 |
ビタミンB2 | 0.02 | 0.14 |
ビタミンB6 | 0.12 | 0.58 |
葉酸 | 12 | 130 |
カルシウム | 5 | 160 |
鉄分 | 0.8 | 9.4 |
マグネシウム | 23 | 270 |
リン | 95 | 540 |
カリウム | 89 | 600 |
亜鉛 | 1.4 | 5.8 |
(参照:日本食品標準成分表2020年版(8訂)全体版)
アマランサスの炊き方
➀いつものお米と一緒に炊く
1) いつもの白米に、大さじ1~2杯のアマランサスを加える。
2) 炊く前に30分ほど浸水させ、炊飯する。
②鍋を使った炊き方
<材料>
アマランサス 1/2カップ(約85g)
水 1と1/2カップ
自然塩 小さじ1/2
生姜 10g
<作り方>
1) 鍋にアマランサスをいれて強火でさっと煎る。
2) ➀の鍋に水、生姜を入れ強火で煮る。
3) 沸騰したら蓋をして噴きこぼれない程度の中火で10~15分煮て、自然塩を加えてひと混ぜしとろ火で20分炊く。
4) 炊きあがったらしょうがを取り出し、木べらでさっくり混ぜ風を入れる。
キレイのためにアマランサスを食べよう!
アマランサスはどんな環境でも生育できるエネルギーの高いスーパーフード。
たらこのような食感のため、WELLERではパスタに使用しており大人気の商品となっております。
アマランサスはご家庭でもご飯やスープなどにいれると調理しやすく、毎日の食卓に取り入れやすいです。
ぜひ、取り入れてみてくださいね。